HOME大会・イベントレポートスポーツ祭東京2013

大会・イベントレポート詳細

スポーツ祭東京2013

メイン画像

スポーツ祭東京2013

特集第3弾 スポーツ祭東京2013レポート

今年は2020年オリンピック・パラリンピックの開催地が9月7日(日本時間9月8日)に決定します。国際オリンピック委員会(IOC)の調査では、東京開催に対する都民の開催支持率は70%との報告もあり、都民のスポーツに対する機運が高まっていることがうかがえます。

また、今年は「スポーツ祭東京2013」の開催年でもあります。

スポーツ祭東京2013とは、東京都で行われる「第68回国民体育大会」と「第13回全国障害者スポーツ大会」を一つの祭典として開催するスポーツの大会です。

東京都における国民体育大会(国体)の開催は、冬季大会が平成17年の第60回大会以来、8年ぶり2回目、本大会が昭和34年の第14回大会以来、54年ぶり3回目、全国障害者スポーツ大会は初めての開催となります。

国民体育大会の冬季大会は、1月26日から2月1日までの7日間、スケート競技3種目とアイスホッケー競技が実施され、44都道府県から、関係者も含め1,704名の方が選手団として参加しました。

国民体育大会本大会、全国障害者スポーツ大会は、この秋に開催されます。都内各地でさまざまな競技会が実施されますので、この機会に、ぜひ観戦に行ってみませんか。

第13回全国障害者スポーツ大会の競技種目

今年は2020年オリンピック・パラリンピックの開催地が9月7日(日本時間9月8日)に決定します。国際オリンピック委員会(IOC)の調査では、東京開催に対する都民の開催支持率は70%との報告もあり、都民のスポーツに対する機運が高まっていることがうかがえます。

競技名 種別 区市町村 競技会場施設
陸上競技 身・知 調布市 味の素スタジアム
水泳 身・知 江東区 東京辰巳国際水泳場
アーチェリー 三鷹市 三鷹市大沢総合グラウンド特設会場
卓球(サウンドテーブルテニスを含む) 身・知 世田谷区 駒沢オリンピック公園総合運動場体育館
フライングディスク 身・知 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
ボウリング 調布市 調布スポーツセンター
バスケットボール 渋谷区 東京体育館
車椅子バスケットボール
ソフトボール 練馬区 都立光が丘公園野球場
グランドソフトボール 武蔵野市 都立武蔵野中央公園スポーツ広場
バレーボール 身・知・精 渋谷区 国立代々木競技場第一・第二体育館
サッカー 府中市 朝日サッカー場
フットベースボール 練馬区 都立光が丘公園野球場

身:身体障害知:知的障害精:精神障害

陸上競技

対象は、身体障害のある選手と知的障害のある選手です。

種目は競走(50m、100m、200m、400m、800m、1500m、スラローム、4×100mリレー)、跳躍(走高跳、立幅跳、走幅跳)、投てき(砲丸投げ、ソフトボール投げ、ジャベリックスロー、ビーンバック投)の3競技15種目です。

スラロームは車椅子や電動車椅子を使用する選手が参加する競走競技です。30mのコースの上に置かれた、赤の旗門と白の旗門を通過してタイムを競います。ジャベリックスローは、やりの代わりにターボジャブと呼ばれるポリエチレン製の長さ約70cm、重さ300gの用具を投げます。ビーンバッグ投げは12cm四方の袋に大豆を150g入れたものを投げて、飛距離を競います。

水泳

対象は、身体障害、知的障害のある選手です。

種目は全10種目あり、自由形、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの4種目が各25m及び50m、それと、200mリレーと200mメドレーリレーの2種目です。この競技は障害の種類や障害の程度による泳力の差を小さくするために、障害による区分が27に細分化されています。

また障害に応じて、水中からのスタートや浮具の使用が認められるほか、聴覚障害の選手には、出発合図員のピストルに連動したランプの光でスタートの合図をします。視覚障害の選手には、ターン・ゴール時に壁にぶつからないよう安全な合図棒で体に触れて合図をします。また、リレー競技のメンバーは、男女混合となるように編成されていなければなりません。

アーチェリー

対象は、身体障害のある選手です。

アーチェリー競技には「リカーブ部門」、「コンパウンド部門」の2つの部門があります。「リカーブ部門」は弓の先端が逆に曲がった形状の弓を使用します。一方「コンパウンド部門」は弓の先端に滑車が付き、リカーブの弓よりも小さい力で弦を引くことができます。

各部門50m離れた的と30m離れた的に矢を射る50m・30mラウンドと、30m離れた的を2回射て得点を競う30mダブルラウンドの種目があります。

卓球(サウンドテーブルテニス含む)

対象は、身体障害、知的障害のある選手です。

ルールは一般のものとほぼ同じですが、視覚障害の選手が出場するサウンドテーブルテニス(STT)は、一般の卓球と違い、ネットの下を金属球が入ったボールを転がし、その音を頼りにラバーの貼っていないラケットで打ち合います。障害の程度による差をなくすために、選手はアイマスク(目隠し)を使用して競技を行います。

フライングディスク

対象は、身体障害、知的障害のある選手です。

この競技は樹脂製のディスク(円盤)を使用する競技で、「アキュラシー」と「ディスタンス」の2種目があります。アキュラシーは5mまたは7m離れた輪の中にディスクを10回投げ、通過した枚数を競います。「ディスタンス」はディスクを3回投げ、最も遠くへ飛んだ距離を競います。

ボウリング

対象は、知的障害のある選手です。

ボウリングの投球方式には1つのレーンで全投球をする「ヨーロピアン方式」と、2つのレーンを使い、1フレームごとに左右のレーンで交互に投げる「アメリカン方式」があります。全国障害者スポーツ大会ではアメリカン方式を採用し、4ゲームのトータルスコアで順位を決めます。ルールは一般のボウリングと変わりません。

バスケットボール

対象は、知的障害のある選手です。

ルールは一般のバスケットボールと同じです。競技特有の攻守切替えの速さにより、展開はめまぐるしく変わり、とてもエキサイティングな競技です。

東京都女子バスケットボール代表は、2001年に宮城で開催された第1回大会から、昨年のぎふ清流大会まで、12連覇を達成しています。

車椅子バスケットボール

対象は、身体障害(肢体不自由者(車椅子使用者))のある選手です。

ルールは、一般のバスケットボールとほぼ同じです。

選手には障害のレベルに応じて1.0(重い障害)~4.5(軽い障害)の持ち点(8段階)が決められており、コート内でプレーする5人の選手の持ち点の合計は14点以下と定められています。選手の持ち点はドリブル、パス、ボールコントロール、シュート、リバウンドなどの試合中に必要とされる動作及び、車椅子座位における体幹のバランス能力とボールコントロール範囲に応じて分類されます。

ソフトボール

対象は、知的障害のある選手です。

男女を問わず1チーム15名以内で編成され、競技は9名で行います。(指名選手制をとる場合は10名。)ルールは一般のソフトボールとほぼ同じです。

グランドソフトボール

対象は、視覚障害のある選手です。

1チーム10名で、弱視と全盲の選手で構成されています。ただし、全盲プレーヤーは、ピッチャーを含む4名以上でなければいけません。全盲の選手はアイシェードと呼ばれる、スキーのゴーグルのような目隠しを着用します。

ピッチャー(全盲)はキャッチャーの手を叩く音で投球方向を定め、ボールを転がします。弱視の場合は、立ってバッティングが出来る選手もいますが、全盲だと球の転がる音をしっかり聞くために、低くしゃがみこんだ状態でバッティングする選手もいます。ボールは425~475gと重量があり、転がってくるボールを飛ばすことは容易ではありませんが、選手によっては外野まで飛ばす選手もいます。また、左右に打ち分ける打撃技術をもった選手など、全国大会ではハイレベルの試合が行われます。

バレーボール

対象は、身体(聴覚)障害、知的障害、精神障害のある選手です。

1セット25点のラリーポイント制で、3セットマッチです。ルールは6人制バレーボールとほぼ同じです。ただし、精神障害部門については、ソフトバレーボール球を使用し、チーム編成は男女混合で構成します。さらに、女性選手が常時1名以上出場していなければなりません。

東京都女子バレーボール(知的)代表は、昨年のぎふ清流大会で9連覇を達成しています。

サッカー

対象は、知的障害のある選手です。

フィールドの広さ・用具などは一般のサッカーと同じです。チームは男女を問わず、1チーム16名以内の選手で構成され、競技は11名以下で行います。ただし、一般のサッカーと違う点として、交代して一度退いた選手が、一人一回に限り交代要員となって再び出場することができます。競技時間は前後半各30分(ハーフタイム10分)です。

華麗なパス回しやテクニック、ボールを奪ってからのカウンター攻撃、フィジカルを生かした守備など、熱く激しいプレーが繰り広げられます。

東京都サッカー代表は、昨年のぎふ清流大会で3連覇を達成しています。

フットベースボール

対象は、知的障害のある選手です。

男女を問わず1チーム15名以内、出場選手は9名です。

ソフトボールルールを適用して行い、用具はサッカーボール(ゴム製4号球)を使用します。ピッチャーは両手でボールを転がして投球し、キッカーはそのボールを蹴りゲームを行います。ピッチャーは遠くにボールを蹴らせないように、スピードの緩急や変化球等を駆使し投球します。また、守備ではピッチャーズサークル内でボールを保持すると、ランナーの進塁がストップされる「停止球」というルールがあるため、審判の合図と塁を駆け抜ける走者の一瞬の攻防は注目の一つです。

競技会場、日程等については、スポーツ祭東京2013実行委員会ホームページをご覧ください。

http://www.sports-sai-tokyo2013.jp/index.html