特集リオ2016パラリンピック競技大会

メイン画像(集合写真)

 平成28年9月7日から9月18日までの12日間にわたり、ブラジルのリオデジャネイロで、リオ2016パラリンピック競技大会が開催されました。南米で初めてのパラリンピックとなる今大会では、22競技・528種目が行われ、世界中の障害者アスリートによる熱戦が繰り広げられました。

開会式

 開会式は、現地時間の9月7日に、マラカナンスタジアムで行われました。「限界のない心」をテーマにショーが行われた後、参加する160カ国以上の国と地域、初めて結成された難民選手団の選手が入場行進を行いました。日本は、旗手を務めた車いすテニスの上地結衣選手を先頭に、選手・役員約120名が日の丸の小旗を振りながら笑顔で入場しました。
 聖火リレーは、あいにくの雨の中行われることとなりましたが、観客席から大声援が送られ、最終走者を務めたブラジルのシルバ選手により聖火台に点火されました。


日本人選手の活躍

 リオ2016パラリンピック競技大会には、日本選手団として230名(選手、役員、コーチ等を含む)が参加しました。日本人選手の金メダルはなかったものの、銀メダル10個、銅メダル14個と過去最多のメダルを獲得しました。
 水泳の木村敬一選手は、男子50m自由形の銀メダルなど4種目で銀と銅、合わせて4つのメダルを獲得しました。走り幅跳びの世界選手権を2連覇した山本篤選手は走り幅跳びで銀メダルを、陸上男子400mリレーで銅メダルを獲得しました。また、車いすテニスの絶対王者・国枝慎吾選手はシングルス準々決勝で敗れ、パラリンピック3連覇を逃しましたが、ダブルスで斎田悟司選手と共に銅メダルを獲得しました。


東京ゆかり選手の活躍

 今大会では、東京都にゆかりのある(在住、在勤など)選手も大いに活躍し、17名(前回5名)の選手がメダルを獲得しました。
 また、パラリンピックをはじめとした国際舞台で東京のアスリートが活躍できるよう創設された「東京アスリート認定制度」の認定選手も4名がメダルを獲得しました。
 柔道では男子100キロ超級の正木健人選手が、3位決定戦でイランの選手に払い腰で一本勝ちを収め、銅メダルを獲得。ロンドン大会の金に引き続き2大会連続のメダルとなりました。陸上競技では、多川知希選手が男子400mリレーに参加し、力強い走りで見事銅メダルを獲得しました。また、池透暢選手と乗松聖矢選手を擁するウィルチェアーラグビーでは、3位決定戦でカナダを52-50で制し、初の銅メダルを獲得しました。


閉会式

 閉会式は、現地時間の9月18日に、マラカナンスタジアムで行われました。参加した国と地域の選手団が入場した後、次の開催都市にパラリンピックの旗を引き継ぐフラッグハンドオーバーセレモニーが行われ、リオデジャネイロ市のパエス市長から、東京都の小池知事にパラリンピックの旗が引き継がれました。
 続いて、POSITIVE SWITCH(ポジティブ・スイッチ)をテーマに、義足のモデルや車いすのダンサーが華麗なパフォーマンスを披露し、東京大会への期待が高まりました。
 最後に、風車を手にした300名のパフォーマーが、風車を高々と掲げると、巻き起こされた風により聖火が消され、12日間にわたる大会の幕が閉じられました。


東京2020大会に向けて

 いよいよ2020年には、東京パラリンピックが開催されます。東京は同一都市として初めて2回目のパラリンピックを開催する都市です。
 大会後、10月7日には、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック日本代表選手団合同パレードが行われ、今回はパラリンピックでメダルを獲得した選手も初めてパレードに参加しました。沿道の一画に車いす使用者専用の観覧スペースが設けられるなど、障害のある方も楽しめる環境づくりが、大会開催決定を機に進められています。
 また、リオ2016パラリンピック競技大会においてメダルを獲得した東京ゆかりの17名の選手が「都民スポーツ大賞」を受賞し、10月12日の「東京都栄誉賞及び都民スポーツ大賞表彰式」において、オリンピックのメダリストと共に、小池都知事による賞の贈呈が行われました。
 東京2020大会に向けて、更なる日本人選手の活躍が期待されますが、大会への機運を高め、もっと多くの皆さまに障害者スポーツのことを知っていただけるよう、各種大会、イベント、講習会等を初め、障害者スポーツに関する様々な情報をこれからも発信していきます。


集合写真
東京都栄誉賞・都民スポーツ大賞 表彰式


日本代表メダル獲得数
銀メダル:10個 銅メダル:14個 合計24個

メダル 競技名 種目名 メダル数
銀メダル 陸上競技 男子400メートル(車いすT52) 4
男子1500メートル(車いすT52)
男子400メートルリレー(切断などT42-47)
女子マラソン(視覚障害)
ボッチャ チーム(脳性まひ) 1
自転車 男子個人ロードタイムトライアル(運動機能障害C3) 2
女子タンデム個人ロードタイムトライアル(視覚障害)
柔道 男子60キログラム級(視覚障害) 1
水泳 男子50メートル自由形(視覚障害S11) 2
男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)
銀メダル数 合計 10
銅メダル 陸上競技 男子4×100メートルリレー(切断など) 3
男子マラソン(視覚障害)
女子400メートル(切断など)
柔道 男子66キログラム級(視覚障害) 3
男子100キログラム級(視覚障害)
女子57キログラム級(視覚障害)
水泳 男子50メートル自由形(運動機能障害S9) 5
男子100メートル自由形(視覚障害S11)
男子100メートル平泳ぎ(視覚障害SB11)
男子100メートル背泳ぎ(知的障害)
男子200メートル個人メドレー(知的障害)
ウィルチェアーラグビー 混合 1
車いすテニス 男子ダブルス 2
女子シングルス
銅メダル数 合計 14

東京ゆかり(在住、在勤など)のメダリスト

メダル 氏名 競技名 種目名
銀メダル 鹿沼 由理恵 自転車 ロード女子タイムトライアルB
木村 敬一 水泳 男子50メートル自由形 S11
男子100メートルバタフライ S11
銅メダル 芦田 創 陸上競技 男子4×100メートルリレー T42-47
☆多川 知希 陸上競技 男子4×100メートルリレー T42-47
辻 沙絵 陸上競技 女子400メートル T45/46/47
木村 敬一 水泳 男子100メートル自由形 S11
男子100メートル平泳ぎ SB11
山田 拓朗 水泳 男子50メートル自由形 S9
☆正木 健人 柔道 男子100キログラム超級
☆池 透輔 ウィルチェアーラグビー 混合オープン
池崎 大輔 ウィルチェアーラグビー 混合オープン
今井 友明 ウィルチェアーラグビー 混合オープン
岸 光太郎 ウィルチェアーラグビー 混合オープン
島川 慎一 ウィルチェアーラグビー 混合オープン
庄子 健 ウィルチェアーラグビー 混合オープン
☆乘松 聖矢 ウィルチェアーラグビー 混合オープン
羽賀 理之 ウィルチェアーラグビー 混合オープン
山口 貴久 ウィルチェアーラグビー 混合オープン
斎田 悟司 車いすテニス 男子ダブルス

☆:「東京アスリート認定制度」により認定された選手